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デュオたんとCD

1stアルバムCD「T A N T O」好評発売中!

税抜2800円(税込3,024円)
月の沙漠/あの町この町幻想/蘇州夜曲/貝殻節/名もないちいさな小径/名もない小さな舞曲/ スカボローフェア/「悲愴」より/こきりこ幻想~二本のオカリナの為の三章~/ 酒と泪と男と女/カルメン・オカリナ・ファンタジー/あやしうた/鳥取高等女学校 校歌/ ローズ/

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デュオたんとファーストアルバム「T A N T O」リリース

デュオたんとCDうらばなし「鳥取高等女学校 校歌」

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もりしたともこ

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デュオたんとのオリジナルアレンジ楽譜集

デュオたんとのオリジナルアレンジの楽譜集が発売になりました!
「おうちでコンサート!vol.1 オカリナデュオ・ソロ曲集」
おうちでコンサートvol1b

収録曲(全5曲)
瀬戸の花嫁、京都慕情、長崎の鐘、琵琶湖周航の歌、心の瞳

デュオたんとのレパートリーや、大島が教室の生徒さんたちのためにアレンジした作品を少しずつ、CDつき楽譜として出版させていただくことになりまして、今回その第一巻が発売になりました!

ピアノ伴奏音源は大島が生演奏に近いものを目指して、かなりこだわって作りました。
参考演奏のオカリナは、多重で私が吹いたものを録音しています。(こちらもちゃんとこだわって吹いています!)
1stパートの音だけを抜いた「マイナスワン」もあるので、ひとりでもわたしとデュオやってるように吹くこともできます。
ピアノ楽譜はありませんが、大島アレンジコードつきのメロディ譜があります。

そういうわけで、

・ひとりでソロ
・お友達とデュオ
・森下とデュオ
・CDを聞く

…など、いろんな楽しみかたができる楽譜集です。
また、多人数の合奏にも、お勧めです!
(じっさいこれらのアレンジはどれも、教室の生徒さんグループでの演奏にもつかっているものです)

ぜひお手に取ってみてくださいね。

TANTO MUSICウェブショップ
↑こちらから購入いただけます。
また、出版元のレマンテ出版(テレマン楽器)のウェブサイトからも注文が可能です。

表紙デザインはいつも(たんとCD、セブンCD、フライヤー等)お世話になってるデザイナー、家本麻理さん。
かわいい!マスコットみたいなデュオたんとイラストが目印です。
それによくよく見ると、収録曲の情景やテーマが、いろんなところにかくれてます。(ぜひ見つけてみてください)

こちらの本に入っているアレンジの参考動画(3曲だけ)
なおCDのほうは別で録音しなおしてまして、この通りではないです。

京都慕情(合奏バージョン)


長崎の鐘


心の瞳(小林洋子さんとコラボ演奏。演奏は2分35秒ぐらいから)

オカリナのキャパシティ

最近のレッスンで生徒さんにお伝えしたことを。

自分は何本かのオカリナを同時に使っていますが、
それは「楽器の消耗を抑える」ということが主な目的です。
とくに、レッスンでも演奏でも一番多く使うアルトCが、もっとも沢山あります。

一本の楽器のみを使っていた頃は控えの一本を息を入れて育てておく
という感じでしたが、あるとき急に鳴らなくなってしまう、もしくは結露するようになることを何回か経験して(練習を沢山していたのも原因かも)
いろいろなものを使えたほうが良いのでは、ということになりました。


また、オカリナにはそれぞれいろんな個性がありますから、それらをどういう場面で生かすか?ということを考えるのは、楽しみでもあります。



で、ここから本題ですが


色々なオカリナに慣れるとはどういうことなのか?
という話です。

楽器の持つ特性を知って、演奏に生かすことです。
もちろん、たくさん吹いてその楽器と仲良くなるのが一番ですが
その中でおもに二つの指針を持っておくと、はかりやすいだろうと思います。

1息のキャパシティ
2アタックのキャパシティ

です。

「息のキャパシティ」

音量・音質、そしてビブラートの個性につながります。
どのくらいの息の量を受け止めてくれるか、をさまざまな強さで吹きこんでたしかめます。
具体的には、ひとつの音を定めて息のスピードをゆっくりからだんだんと速くしてゆきます。

・息の強さに対するピッチの影響の度合い
・どのあたりで音が破綻するか?

というのを見る。
これをいくつかの音で試します。


そして、ちょうどよいピッチになる強さの息をいれたとき、どんな音色になっているか?
ということがその楽器のもっている音色というところに直結します。

また、ビブラートの波をどのように受け止めてくれるのかというのも見ます。
激しいビブラートからゆるいビブラートまでいろいろ試して音色と音程がどう変わるかを見ます。
(それなりにビブラートのコントロールが身についてることが条件になりますが)

オカリナの設計でいうと、エッジの大きさとウィンドウェイの太さが影響するようです。

ちなみに自分の場合、生演奏ではピアノと演奏することが殆どなので音量は必要です。
録音に使うときはまた変わってきます。


「アタックのキャパシティ」

これはそのまんまアタックの表情に影響があります。(アタックは演奏表現でとっても大事なところなんですがその辺の説明は割愛して)
いろんな発音(タンギング)を試してどのくらい反応があるかというのをはかります。

具体的には、いろんな強さの「トゥ」を試すことです。
文字であらわすと
強いアタックは 「ッッットゥー!!」みたいな感じで、
弱いアタックは 「ドゥー」という感じでしょうか。

そうすると、強くしたら破綻するというのと、あまりおおきく変わらない
というのがあるかとおもいます。

ちょっとした変化をセンシティブに捉えてくれるオカリナの場合は、表情豊かになる一方、破綻もしやすい。
どれだけやってもあまり変わらないというオカリナの場合は、破綻しにくく扱いやすい一方、表情が乏しくなりやすい。

センシティブな方が鮮やかになりますが
インセンシティブなオカリナも、表情がつかないというわけではなく、アタックを強くしても破綻しないため、音量が出せて重厚な表現がしやすかったりします。


ちなみにアタックのキャパはエッジの形状が大きく影響していて
形状が丸いとセンシティブ、尖っているとインセンシティブになるようです。

一般に、初心者が扱いやすいオカリナと言うのは、
インセンシティブで音量は弱めに設計されているようです。
(かといってそれがプロ奏者にとって使えないものである、というわけではないです)


「吹きやすい」
と、直感的に思うのは、これらのグラデーションの中で自分が「慣れた」やり方にその楽器のキャラクタがフィットしてるのではないかとおもいます。

扱う技術を自分の中に育ててくれるのもオカリナの方だったりするので、色々使ってみたいなーという場合はこれらを意識して楽器と仲良くなってみるとよいかとおもいます。

オカリナ高音のミファが上がらない

Ocarin35号(2020年秋)の「教えてオカリナセブン」への質問

-----------
高音を出すのがとても苦手です。高い「ミ」や「ファ」を吹くと音程が上がりきらない感じで、強めに吹けば何とか上がりますが、まったく音楽的でない演奏になってしまいます。「口の中を広くする」などのコツを聞いたことがありますが、そのイメージもよくつかめません。体の使い方や、イメージのしかたのコツなどはありますか?
-----------

これに関して、追記したいことが出てきたので書いておこうとおもいます。

ちなみに私からの回答は、親指の位置によることが原因であろう、というものでした。(他のメンバーからはまた違ったアドバイスが載っていますので、気になる方は買ってくださいね!)
右親指を「立てる」「反らせる」で楽器を支えている場合、トーンホールから十分に距離をとれていないとピッチが下がってしまいます。(詳しくは記事に書いてるので、気になる方は買ってくださいね!二回目。)
じっさいこれが原因で上がりきらない、または無理に息を強めて吹いてしまっている例をいくつも目にしているので、その場合、支え方を変えるように言っています。

追記したいのは、
この質問に「口の中を広くする」という言葉があったので、その点についてです。

ズバリ言うと・・・・・逆です!

めんどいのでいろいろ省きますが、オカリナは高音になればなるほど息のスピードが必要とされます。
口の中を広くしたら、息の通り道が広くなるわけですから、スピードはダウンしてしまいますので下がります。
上がりきらなかったらむしろ、狭めるほうが良いわけです。
狭めるというのは、舌のポジションによって、です。
「ア」~「エ」と言って見ると舌が上に動くのがわかると思います。この動きによって口の中の広さを変えるのです。
これとお腹からの息スピードをあわせて使いこなせると、色々なことに役に立ちます。




さて
高音に限らずですが「口の中を広くしたら響く」というアドバイスはよく見かけます。

それも間違ってはないとは思いますが…
口の中広く、っていうと舌をぐっと下げて「オ」という口になると思います。これは息のスピードがダウンしますから、低音にはつかえますね。

私の場合ですが、実際にやってるのは、口の中を広く、じゃなくて口の中、主に喉をリラックスするです。

イメージ的には、オカリナの振動を、
口の中の粘膜に受け止める感じ…
具体的には、口の中のやわらかいところ、軟口蓋や口蓋垂や扁桃(具体的には・・・調べてください)

そこを媒体に体全体にアクセスして同期するイメージです。
もっとも響くように身体が、音の響きに寄り添うのです。

オカリナって小さい楽器のわりに、演奏中結構激しく動く奏者がいますよね。
そうでもない人もいますけど(自分はどちらかわかりませんが…)
なんでそうなるのか?っていうのは・・・つまりそういうことも理由の一つかもしれないなあと思ったりします。

「Ocarina」という言葉について

先日、とある生徒さんとのお話の中で、
「オカリナ」ということばについて考える機会がありました。
オカリナに関する文章を書いて某所に発表するので、間違っているところがないか確認してほしいとのことでした。

ガチョウをあらわす「Oca」
ちいさいという意味の「rina」から成っていることばである

というのを私もどこかで読んだような覚えがありそのように思っていましたが
OcaはともかくRinaという言葉は、翻訳をしてもでてきません。

(ちなみにその生徒さんは文章内で「ina」と書いていました。
後述しますがこの方がいくぶん正しいといえます)

もしかして、この認識はどこか間違ってるのでは??と気になりまして
イタリア人オカリナ奏者のエミリアーノ・ベルナゴッツィ氏にメッセージで直接訪ねてみました。

と言いましても…
音楽用語以外のイタリア語はまるっきりわからないので^^;
Google翻訳を使ってのやりとりですが…(便利な世の中ですね~)

そこで詳しく教えていただいて、わかったことを書いておこうとおもいます。

「Oca」=ガチョウ これは正しい
一方で、「Rina」という言葉は独立して存在しない。
「Ocarina」そのものがちいさいガチョウという意味になる。

ただし、じっさいに会話のなかでちいさいガチョウを指して「Ocarina」と呼ぶことは無いそうです。
ふつうに「piccola oca」または「ochetta」と呼ばれます。(piccola=小さい 女性名詞につく形)
「ochetta」は「oca」から派生している言葉ですが、この語尾にある「etta」と同じようなものが「ina」で
ちいさいもの、かわいいものという意味でつける言葉です。(女性名詞につく形で、男性名詞の場合はetto、inoとなる)
それで、Ocarinaもちいさいガチョウという意味になるようです。

では…間にある「r」はなんだ?という疑問が新たにわきますね。
これは単にふたつの言葉を繋ぐための役割の言葉であるようです。
たしかにオカイーナでは言いにくそうです。

もう一つの情報として、オカリナの語源にあるのが「Ucareina」(ウカレイナ)ということばで
これはボローニャ地方の方言の言葉で、ちいさいガチョウを表すときに使われるそうです。
オカリナ発祥の地、ブドリオの町はボローニャの近郊です。
(エミリアーノ氏は間違いなくこの方言がルーツであると言っていました)

まだオカリナと言う名前が生まれる前の昔です。
イタリアに、テラコッタ製のオブジェ(置物、とかお土産物?)があり、それらは魚や動物などの形をしていて、二つの音を鳴らすことが出来たそう。
(それが笛であるとは書かれていませんが、おそらく2とおりの音程の変わる笛ということかと)
発明者(たぶんドナーティのこと)はそれらのうちのガチョウの形をしたものから想を得て、
こんにちの形をしたオカリナを作成したのではないかと言われています。

ぼんやりしていた認識がずいぶんはっきりした気がします!
丁寧におしえてくださったエミリアーノ氏に感謝です。

ちなみにオカリナの歴史を知るには「オカリナ物語 土塊の音色」という本がおすすめです。
他にもイタリア語で書かれた文献があるのかもしれませんが、日本語に訳されているものは見つかりません。

オカリナ演奏動画をアップしています。ウラばなしとか

TwitterやFacebookでつながっている皆様はすでに聞いていただいてるかもしれませんが
演奏動画をふたつYoutubeにアップしました。

「にじ」


「長崎の鐘」



さいきんの動画演奏について少しウラ?ばなしを・・・

「ピアノパート」について。
ピアノの音が雑音なく綺麗なので、分かるひとにはわかる、と思うのですが、
生ピアノの音を録ったのではなく、コンピュータ音源を使っています。
録音の時にはデジタルピアノを使って大島が演奏し、それを信号化してコンピュータに取り込んでいます。
このとき同時に私も側でオカリナを演奏しますが、生演奏にちかい音のうごきを録るためのアシストであって、この時点ではオカリナの音は録音しません。
取り込んだデータを整えて伴奏音源を完成させ、それに合わせてオカリナの音をあとから吹き込みます。

大島が伴奏音源をつくるとき、以前はグランドピアノを弾いてICレコーダーに録音してましたが、
椅子の音がギギギギ鳴るし、家のピアノの調律がくるってくると良くないし、などなどイロイロありましたが
デジタルにしてだいぶ伴奏音源として良いものを作れるようになったとおもいます。
(じつは大島本人はコンピュータ得意ではないですが、がんばってます。笑)

なお、このピアノ伴奏音源は、現在コロナでレッスン停止している生徒さんむけに使うことを主な目的として作りましたので、リタルダンドやフェルマータなど流れがとどまったり伸びたりするところには、なるべく自然な形でガイドとなる音をつけて演奏しています。
ですから、じっさいの生演奏のピアノ演奏のバージョンとは、違うところがあります。


そしてこれはおもに生徒さん向けの情報になりますが…
どちらもシンプルなメロディで、楽譜はそんなに難しくない曲です。・・・が!

美しく聞かせるためには、色々と演奏テクニックを意識しなければいけません。
そのなかのひとつ

「音を切るポイント」

きもちよく聞いてると気づかないかもですが、この選択がものすごく大切です。
どこで切るのか。どんなふうに切るのか。
またそこから派生しての「スキマをあける」も重要です。

あくまでも自然に
でも、やりすぎるぐらいしっかりやったほうが、良いときもあるかも。
この塩梅、なんども録音しては聞いてみて比べてみて、録音しています。

「音を切る」ことそのものはオカリナやってる人ならだれでもできる単純な事なんですが…
ビブラートとか装飾とか、一見目立つテクニックよりも、基本的で重要なことかもしれません。