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デュオたんとCD

1stアルバムCD「T A N T O」好評発売中!

税抜2800円(税込3,024円)
月の沙漠/あの町この町幻想/蘇州夜曲/貝殻節/名もないちいさな小径/名もない小さな舞曲/ スカボローフェア/「悲愴」より/こきりこ幻想~二本のオカリナの為の三章~/ 酒と泪と男と女/カルメン・オカリナ・ファンタジー/あやしうた/鳥取高等女学校 校歌/ ローズ/

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デュオたんとファーストアルバム「T A N T O」リリース

デュオたんとCDうらばなし「鳥取高等女学校 校歌」

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もりしたともこ

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オカリナの低い音(シ・ラ)が苦手?

オカリナの低い音が苦手、という悩みはよく聞き来ます。
「オカリナステップアップのコツ」
にも低音の練習方法など載せているのでぜひ読んでみてください。

こちらもも踏まえた上でレッスンで伝えています練習方法を書いておこうとおもいます。
それはずばり・・・


「さわりまくる」


です。

オカリナの低いB(シ)・A(ラ)およびその間の音、B♭(シ)A♯(ラ♯)では、小さい穴をつかいます。
シでは右中指、ラでは左中指だったり右人差し指だったりして
その側にある穴と一緒に、ふたつ閉めなければいけないのですが、
これがきっちり閉まりきらず、どこか隙間が空いているせいで、音が下がりきらないのですね。

これがなんで閉まりにくいかというと
いっぺんに二つ閉めないといけないから、とか
ちゃんと閉められるだけのチカラが入ってないからとか、逆に入りすぎてるからとか、

たしかにそう、なんですが、もっとシンプルにとらえると

ほかの指孔と比べて

「今までにさわった回数が圧倒的に少ないから」

なのではないでしょうか。
なので、いっぱい、さわりまくってみてください。

それで大事なのは、
指先を、じいっと触れて留まるのではなくて
なかばこするようにしたり、ぐりぐり押さえつけるようにしたりして、じわじわ、じわじわ、さわります。
そのうち指先が、この穴の形を覚えてくれます。

ダマされたと思ってやってみてください。

余談、ところでこれって何かに似てるなあ~と思って…なんだろ?と思いましたが
iPhoneの指紋認証の登録ですね。(やったことある人には伝わるはず…!)

ブレスは鼻から?口から?

総合感冒薬のCMみたいなタイトルですが
ブレスは鼻か口かどちらですべきですか、と聞かれることがありますのでこのことを書いておこうとおもいます。

これはプロでも人によって違うのでどちらが正解というものはないでしょうが
それぞれにちゃんと理由があって選んでいると、言えるのではないかと思います。
自覚なくやっている人も居ると思いますが、演奏のときの自然な運動は洗練されたものであり理由があるでしょう。


まず前提として「鼻から吸う」ときと「口から吸う」ときと「両方から吸う」時に違うところは

・唇の形態(口を開いているか閉じているか)
・軟口蓋の状態(口と鼻の間にある弁が開いているか閉じているか)

以上二カ所であることを、認識しておくとよいかとおもいます。

1鼻から吸う 唇…閉、軟口蓋…開
2口から吸う 唇…開、軟口蓋…閉
3両方から吸う 唇…開、軟口蓋…開

こうして書いてみるとなんだか難しくみえるかもですが、ひとは無意識のうちにこれらを開けたり閉めたりして呼吸の切り替えをおこなっているのですね。

なお
吹いているときは、唇は楽器に触れて必要なだけ開き、軟口蓋は基本的には閉じています。
(余った息を鼻から逃がすなど特別なとき以外は)
また空気が入ってくる先は肺であり、呼吸筋がこれを拡げる事で空気が取り込まれるということは、どちらでも変わりません。


で、私のブレスですが…

サクソフォンを吹く時は完全に口からです。
試しに鼻から吸うと、軟口蓋のセッティングがわずかに遅れて発音準備が整わず、どうも不自然になります。
(サクソフォンのようにリードを発音体にする楽器は演奏中口腔内に圧力が掛かり、その主な所が軟口蓋になります)
アンブシュアをつくるスピードの問題なので、慣れればできない事もないかとおもいますが。

オカリナの時も主に口からですが、最初の発音と、長い休みのあとなどゆっくりしたブレスでは両方を使うことがあります。
これはもともと無意識にそのようにやっているようでしたが、自己観察してみたところ、どうやらオカリナの発音時に喉にかなりリラックス感覚をもたせてるようで、そのせいだと思います。ただこれも、楽器の抵抗の強度で変わってくるような気はします。
(あと、テンポの速い曲では最初も口です)

あとオカリナは吹いてると口腔内に唾液が溜まってくることがあるのですが、そんなときに口から勢いよく吸いこむとむせることがあります。そういうキケンを感じる時は、口を開かず鼻から吸っています。これは意識的にです。
でも鼻から吸うと基本的に足りないので、特にそういう理由がない場合は口です。

主に鼻からブレスをとるという人の理由を聞いてみると
・深く吸える
というのがあります。
たしかに、鼻から吸うとゆっくりとした呼吸になり腹式呼吸の運動が働きやすくなります。
(ここでいう腹式呼吸とはお腹のあたりの筋肉を「主に」つかって吸い込む呼吸のことで、吸気でお腹を膨らますことやお腹で息圧を支えることではありません)
呼吸が浮わついた感じになっていて息の支えがいまいちの人にとっては、行うことによって良い効果がえられそうです。

また
・アンブシュアが崩れにくい
ということを聞いたこともあります。フルート奏者からの話です。
しかしガッツリ口を開けて吸っておられるのも見かけますから、フルート奏者も色々かと思います。


どっちがいいのか、両方を試して体感して見ると良いのではないかとおもいます。
具体的には、鼻から、口から、両方からを試してみて、

・沢山吸える
・リラックスを感じる
・深くなる
・準備がし易い

など、それぞれのメリットデメリットをみつけてみる事ですね。

正解を探すのではなく、
じぶんの身体がより、自然に使える方法はどちらか?
という観点であることが大事かとおもいます。
また人は生きてるうち身体の使い方も変化しますから、そのときブレスも変わって良いものだとおもいます。

「#♭もすらすら吹けるようになる オカリナ ステップアップのコツ」出版

私が書きました、オカリナの教本が間もなく発売となります。

「#♭もすらすら吹けるようになる オカリナ ステップアップのコツ」
61eLUg78CdL.jpg

出版:ヤマハミュージックメディア
価格:1650円(税込)
https://www.ymm.co.jp/p/detail.php?code=GTW01097912

ある程度オカリナに慣れた人にとって、より良い演奏のためのステップアップに役立つ本を、という思いで書きました。

タイトルには
「♯♭もすらすら吹けるようになる」

というフレーズがついていますが、何かそのための特別なコツとか近道があるのかというと、実は、そうではなく…
そこにあるのはやはり「地道な音階練習」です(笑)

とはいえ、
地道な音階をやってもいまいち面白さがわからない
そもそもどうやって練習すればいいのかわからない、
なんて思ってるうちに結局やらなくなる、というパターンも多いのでは。

既に「オカリナスケールブック」という音階だけの本も自費出版にて出していますが、
こちらの新しい教本では調性ごとに
・音階練習
・音階をより練習しやすくした反復練習
・曲練習(親しみあるメロディ)


ということがセットで練習できるようになっています。
♯♭の調号4つまでがこのセットでそれ以上は音階練習のみです。
(練習パターンを身に着けることで、その先は自力でできるでしょう)

教本のメイン部分としてはこの「調性ごとの音階練習と曲の練習」というところでして
元々そのような内容の本を…という依頼だったのですが…
書き進めるうち、それではオカリナをより良く演奏するための情報としては足りなすぎる、と思いはじめ、オカリナの基本的なテクニックに関するレクチャーとエクササイズを加えることになりました。

・運指テクニック
・息遣いのテクニック


さらには
・転調と移調
・半音階


というかんじで
いつの間にかあれよあれよとボリュームが増えて…
ヤマハの編集の方にはあれもこれも入れてくださいと、
勝手ばかり言って申し訳なかったのですが…
全部で88ページ、というかなりのボリュームの本になりました。
自分でも納得のゆくものが出来た!と思っています。

ぜひお手に取ってみてください。

ぜんぶやり切ったら、かなり上達してると思います!

発売日は4月17日です。
Amazonや楽天や、その他書店のウェブサイトで予約ができるようです。

私の方でもご予約受付中(郵送費がかかりますが、ご希望でしたらサイン入りでお送りします)
↓振込みでよければこちらからご連絡ください。
TANTOお問い合わせ

↓クレジットカード決済ご希望の場合下記ウェブショップからご注文下さい(現在予約受付中です)
TANTO MUSICのウェブショップ


最後になりましたが…
このような本を書くにあたって、当たり前の話ですがオカリナ歴20年になる私の中にある知識や技術はとうてい自分だけの力で得たものではありません。教室の生徒さんと向き合う中で気づかされたことはとても大きく、それに交流させていただいている尊敬するオカリナ奏者の方々、特に経験豊富な奏者であるオカリナセブンのメンバーから得た知識は計り知れないほどです。
また音階や調性に関する記述においては、作曲家である夫・大島忠則から多くヒントをもらっています。
これまでに出会ったみなさまに、心から感謝申し上げます。

デュオたんとのオリジナルアレンジ楽譜集

デュオたんとのオリジナルアレンジの楽譜集が発売になりました!
「おうちでコンサート!vol.1 オカリナデュオ・ソロ曲集」
おうちでコンサートvol1b

収録曲(全5曲)
瀬戸の花嫁、京都慕情、長崎の鐘、琵琶湖周航の歌、心の瞳

デュオたんとのレパートリーや、大島が教室の生徒さんたちのためにアレンジした作品を少しずつ、CDつき楽譜として出版させていただくことになりまして、今回その第一巻が発売になりました!

ピアノ伴奏音源は大島が生演奏に近いものを目指して、かなりこだわって作りました。
参考演奏のオカリナは、多重で私が吹いたものを録音しています。(こちらもちゃんとこだわって吹いています!)
1stパートの音だけを抜いた「マイナスワン」もあるので、ひとりでもわたしとデュオやってるように吹くこともできます。
ピアノ楽譜はありませんが、大島アレンジコードつきのメロディ譜があります。

そういうわけで、

・ひとりでソロ
・お友達とデュオ
・森下とデュオ
・CDを聞く

…など、いろんな楽しみかたができる楽譜集です。
また、多人数の合奏にも、お勧めです!
(じっさいこれらのアレンジはどれも、教室の生徒さんグループでの演奏にもつかっているものです)

ぜひお手に取ってみてくださいね。

TANTO MUSICウェブショップ
↑こちらから購入いただけます。
また、出版元のレマンテ出版(テレマン楽器)のウェブサイトからも注文が可能です。

表紙デザインはいつも(たんとCD、セブンCD、フライヤー等)お世話になってるデザイナー、家本麻理さん。
かわいい!マスコットみたいなデュオたんとイラストが目印です。
それによくよく見ると、収録曲の情景やテーマが、いろんなところにかくれてます。(ぜひ見つけてみてください)

こちらの本に入っているアレンジの参考動画(3曲だけ)
なおCDのほうは別で録音しなおしてまして、この通りではないです。

京都慕情(合奏バージョン)


長崎の鐘


心の瞳(小林洋子さんとコラボ演奏。演奏は2分35秒ぐらいから)

オカリナのキャパシティ

最近のレッスンで生徒さんにお伝えしたことを。

自分は何本かのオカリナを同時に使っていますが、
それは「楽器の消耗を抑える」ということが主な目的です。
とくに、レッスンでも演奏でも一番多く使うアルトCが、もっとも沢山あります。

一本の楽器のみを使っていた頃は控えの一本を息を入れて育てておく
という感じでしたが、あるとき急に鳴らなくなってしまう、もしくは結露するようになることを何回か経験して(練習を沢山していたのも原因かも)
いろいろなものを使えたほうが良いのでは、ということになりました。


また、オカリナにはそれぞれいろんな個性がありますから、それらをどういう場面で生かすか?ということを考えるのは、楽しみでもあります。



で、ここから本題ですが


色々なオカリナに慣れるとはどういうことなのか?
という話です。

楽器の持つ特性を知って、演奏に生かすことです。
もちろん、たくさん吹いてその楽器と仲良くなるのが一番ですが
その中でおもに二つの指針を持っておくと、はかりやすいだろうと思います。

1息のキャパシティ
2アタックのキャパシティ

です。

「息のキャパシティ」

音量・音質、そしてビブラートの個性につながります。
どのくらいの息の量を受け止めてくれるか、をさまざまな強さで吹きこんでたしかめます。
具体的には、ひとつの音を定めて息のスピードをゆっくりからだんだんと速くしてゆきます。

・息の強さに対するピッチの影響の度合い
・どのあたりで音が破綻するか?

というのを見る。
これをいくつかの音で試します。


そして、ちょうどよいピッチになる強さの息をいれたとき、どんな音色になっているか?
ということがその楽器のもっている音色というところに直結します。

また、ビブラートの波をどのように受け止めてくれるのかというのも見ます。
激しいビブラートからゆるいビブラートまでいろいろ試して音色と音程がどう変わるかを見ます。
(それなりにビブラートのコントロールが身についてることが条件になりますが)

オカリナの設計でいうと、エッジの大きさとウィンドウェイの太さが影響するようです。

ちなみに自分の場合、生演奏ではピアノと演奏することが殆どなので音量は必要です。
録音に使うときはまた変わってきます。


「アタックのキャパシティ」

これはそのまんまアタックの表情に影響があります。(アタックは演奏表現でとっても大事なところなんですがその辺の説明は割愛して)
いろんな発音(タンギング)を試してどのくらい反応があるかというのをはかります。

具体的には、いろんな強さの「トゥ」を試すことです。
文字であらわすと
強いアタックは 「ッッットゥー!!」みたいな感じで、
弱いアタックは 「ドゥー」という感じでしょうか。

そうすると、強くしたら破綻するというのと、あまりおおきく変わらない
というのがあるかとおもいます。

ちょっとした変化をセンシティブに捉えてくれるオカリナの場合は、表情豊かになる一方、破綻もしやすい。
どれだけやってもあまり変わらないというオカリナの場合は、破綻しにくく扱いやすい一方、表情が乏しくなりやすい。

センシティブな方が鮮やかになりますが
インセンシティブなオカリナも、表情がつかないというわけではなく、アタックを強くしても破綻しないため、音量が出せて重厚な表現がしやすかったりします。


ちなみにアタックのキャパはエッジの形状が大きく影響していて
形状が丸いとセンシティブ、尖っているとインセンシティブになるようです。

一般に、初心者が扱いやすいオカリナと言うのは、
インセンシティブで音量は弱めに設計されているようです。
(かといってそれがプロ奏者にとって使えないものである、というわけではないです)


「吹きやすい」
と、直感的に思うのは、これらのグラデーションの中で自分が「慣れた」やり方にその楽器のキャラクタがフィットしてるのではないかとおもいます。

扱う技術を自分の中に育ててくれるのもオカリナの方だったりするので、色々使ってみたいなーという場合はこれらを意識して楽器と仲良くなってみるとよいかとおもいます。