fc2ブログ

デュオたんとCD

1stアルバムCD「TANTO」好評発売中!

税抜2800円(税込3,080円)
月の沙漠/あの町この町幻想/蘇州夜曲/貝殻節/名もないちいさな小径/名もない小さな舞曲/ スカボローフェア/「悲愴」より/こきりこ幻想~二本のオカリナの為の三章~/ 酒と泪と男と女/カルメン・オカリナ・ファンタジー/あやしうた/鳥取高等女学校 校歌/ ローズ/

→お申し込みはこちらから

デュオたんとファーストアルバム「TANTO」リリース

デュオたんとCDうらばなし「鳥取高等女学校 校歌」

twitter

Profile

もりしたともこ

カレンダー(月別)

04 ≪│2024/05│≫ 06
- - - 1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31 -

最近の記事

最近のコメント

カテゴリー

最近の記事

「ハートふるCD」紹介その9 案山子

ハートふるオカリナデュオCDの曲目紹介
10曲目の、さだまさしさんの「案山子」です。

ハートふるジャケット_表
ハートふるジャケット_裏

今回のこの選曲は渋いなあ、と言われることが多いのですが…
そうですよね、数あるさだまさしさんの作品のなかからなぜ「案山子」なのか??
他にもいろいろと、ありますね。オカリナでよく演奏される曲と言えば北の国から、とか、秋桜、とか、道化師のソネットとか…
いずれも、カラオケでも人気の曲のようですが意外と「案山子」はあまり楽器で演奏されていないようです。

案山子はじつは、大島たっての希望の曲でした。
ちょうどこの曲を編曲したころから1年前の春、息子が進学の為、東京に来ました。そんなときにこの歌詞が、沁みる…ということで。


(以下、さだまさし/案山子より引用)
 元気でいるか 町には慣れたか 友達出来たか
 さびしかないか お金はあるか 今度いつ帰る


このサビの歌詞で、ほんとに言いたいのは一番最後の言葉なのかなあ、と思ったりします。

 手紙が無理なら電話でも良い 金頼むの一言でも良い

ともあり。今はスマホにLINEというものが有ってまあすぐに連絡はつけられるのはありがたいことです。しかしほんとにたまに連絡あって「金たのむ」みたいな一言だけやと、どないやねんとなりますね。しかし自分も親に対してはどうだっけな…と思って反省…。

小高いところに城跡が有り、そこから見渡すと田畑がひろがり一面雪をかぶると煙突だけがぽつんと見える。…そんな日本のあちこちにありそうな田舎の風景が舞台です。この歌のように、景色と心情とが合わさったノスタルジーは、いつの時代も、これから先にも人の心にきっとある普遍的なものなのだろうなと思います。(ぜひ一度、すべての歌詞を読んでみてください)

ところでジャケットの写真は、洋子さんのご自宅近くの田園風景の中で撮ってもらいました。撮ったのは夏でしたが、車を走らせながら目に映る遠くへと拡がっている田んぼは、なんとなく案山子の歌の景色と重なりました。(カカシはみつけられませんでしたが)

最後はひとりごとを言うように、ぽつり、ぽつり、と。

ハートふるCDの購入お申し込みはこちらから
ハートふるオカリナデュオCDお申込みフォーム

「ハートふるCD」紹介その8 小さな旅

「ハートふる♡オカリナデュオ」CDの曲目紹介 その8


今回は「小さな旅」

ハートふるジャケット_表
ハートふるジャケット_裏

こちらはNHKの紀行番組「ちいさな旅」のテーマ曲として作曲された作品で、番組中に流れるこのインストバージョン正式名称は、「光と風の四季」と名付けられています。
1983年からはじまってもうすぐ40年にもなる長寿番組なのだそうですが、あまりテレビで見た記憶はなくて、それでもこのメロディはどこか遠く懐かしい思い出となって心の奥底にありました。
作曲者の大野雄二氏といえば、自分にとってはやはりルパン三世のイメージが強いですが、いずれも唯一無二の色合いというか香りというか…そういうものをもった作品を生み出す人だなあと感じます。

ぜひオカリナデュオでやりたい、と思ってメロディラインは私がアレンジして、コンサートでもたびたび取り上げていますが、
原曲アレンジでは前奏には笛の音(たぶんオカリナと思われる?)が使われ、そしてAメロではイングリッシュホルン(オーボエよりも音の低いダブルリード楽器)が使われていて、どちらもとても「哀愁」のある音色なんですね。
このあたりがオカリナにも相性がよさそう、と感じるところなのかも。

前の長崎の鐘の時にも書きましたけれど、洋子さんのアルトFオカリナがかなり!いい音で、原曲にも負けない演奏になってるのではないかなあと思います。
哀愁、感じてください。

パートは1st(アルトC)森下、2nd(アルトF)小林
で演奏しています。

ハートふるCDの購入お申し込みはこちらから
ハートふるオカリナデュオCDお申込みフォーム

「ハートふるCD」紹介その7 名もない小さな祭り、名もないちいさな小品

「ハートふる♡オカリナデュオ」CDの曲目紹介 その7
CDのライナーノーツには書いていない曲にまつわるエピソードや紹介を書いていきます。

「名もない小さな祭り」と「名もないちいさな小品」

ハートふるジャケット_表
ハートふるジャケット_裏

大島忠則による「名もない小さな」とつくオカリナ二重奏の為の作品が、全部で4曲あり、そのうち「名もないちいさな小径」と「名もない小さな舞曲」の2曲をデュオたんとの1stアルバム(2018年に発売)に収めています(共演はデュオ・セルリアンの千井慶子)。
のこる2曲がこの「祭り」と「小品」です。

「祭り」とは、パンフレットのライナーノーツにも書いていますが、
草木が風に揺られる様を人が左右に揺れ踊るように、そしてそこここから交互に聞こえてくる虫の声がお囃子のようであるという、自然の情景をお祭りに見立てたタイトルなのだそうです。そこには、幼いだれかの足音が楽し気に、太鼓のリズムを打っているおとも聞こえます。

ソプラノC&Fというどちらも高い音のオカリナ二本のための、短い作品です。
曲のイメージの通り、お互いの掛け合い、日本のお祭りで聞こえてきそうなリズムが特徴で、さほど難しくないので、多くの方にぜひ演奏してみてほしい作品です。

「祭り」の演奏パートは1st(ソプラノC)森下知子、2nd(ソプラノF)小林洋子


そして「小品」は大島によるオカリナ二重奏のためのオリジナル作品として、初めての作品でした。書かれたのはかれこれ20年以上前…
たくさん低い音が出てきてオカリナの運指への配慮がない作品で難しいなあ、などとと当時は思っていましたが…今では大丈夫です。成長した(笑)
出版にともない、2ndパートのとくに低音が多い前半部分をアルトG(アルトFでも可)に書き換えてもらい、今回の録音はそちらのver.で演奏しています。

ところで無伴奏の二重奏はやはり、ピアノの入った編成とは違ってオカリナ同志の「ひびきあい」にフォーカスされます。
とくにこの小品はそれが顕著な作品であると感じますが…

じつはもともとこの作品のパートは1st洋子さん2nd私で、というつもりでリハーサルまでやっていましたが、いざ録るとなったときなかなかしっくりこない感、あり。私のわがままで何回も録り直してもらいましたが…パートチェンジしちゃおうか、と洋子さんが提案くださってなんとその場でパートを交代することになったのです。
そして楽器はなんと…洋子さんご自身のではなく私のアルトGを使っておられるのですが
さすが洋子さん、演奏はバッチリ、ほぼ1発でした…!

「小品」には祭りや小径のように情景の題名がついていませんが、自由なイメージで聴いていただけたらと思います。
(小品、とはちいさな曲という意味のPieceの和訳です)

パートは1st(ソプラノF)森下知子、2nd(アルトG/アルトC)小林洋子

この2作品は楽譜を販売しています。ちらから購入いただけます。
こ大島ただのり・オカリナデュオ作品集 (「TANTO MUSICウェブショップ内)


ハートふるCDの購入お申し込みはこちらから
ハートふるオカリナデュオCDお申込みフォーム

「ハートふるCD」紹介その6 指切(キンカホウ)

「ハートふる♡オカリナデュオ」CDの曲目紹介 その6
書きためた分がハケてしまいましたので、あとはちょっとずつ間があくかも…!

今回は指切(キンカホウ)

ハートふるジャケット_表
ハートふるジャケット_裏

キンカホウ、とは津軽の方言で指切のこと。

『りんごの花の下の指切(キンカホウ) 彼女(あれ)ア先(さぎ)ネ死ンでまたオンなア』

青森の詩人、髙木恭造氏が書いたこの詩に、声楽家の諸貫香恵子さんが美しいメロディをつけられた作品。
松本真昭さんがオカリナデュオ&ピアノに編曲したものを演奏しています。

何年か前に江波太郎さんが諸貫さんのCDにてオカリナ版の録音をされていますが、デュオ版の楽譜出版にあたって洋子さんが江波さんと改めてレコーディングをされたのがこの編成での初演のようです。
その頃すでに、江波さんはご病気で余命が長くないという事もわかっていたのですが、この詩に込められた意味(約束を交わした大切な人が逝ってしまった寂しさ)をどんなふうに捉えておられたのか…それについては言葉にされることはなかったようです。
(以上ほぼ洋子さんの受け売りです)

コンサートでも取り上げて演奏していたので、今回のCDにも入れたいね、ということになりましたが
この曲のレコーディング中にある事が起こったので記しておきたいとおもいます。

録音を行っていたホールは近くに新幹線が走っており、ときどきうっすらと列車の通り過ぎる音が聞こえたりするのでした。この日は、やたらと大きく新幹線の音が聞こえるな、と思ったのですが…そうではなく、その頃物凄い豪雨が降って、屋根に雨の打ち付ける音が響いていたのです。
レコーディングで雑音が鳴っているのはやはりよろしくないものなので、皆それが気になっていたのですが…

忠則が「なんかピアノが濡れてる…?」と。濡れてる?もしかして?と見ると天井から雨漏りが。
なんということ、そのピアノというのがまた、ホールが大事に大事にしているスタンウェイ…!
あわてて、ピアノを退避させ、録音が一旦中断になりました。

たぶん、だれもそれまで口にはしていなかったんですが…
この作品を演奏するにあたってはやはり、みな江波さんのことをおもっていたと思います(レコーディングエンジニアの松本氏も含めて)

「もしかして…江波(タロー)さん…??」

みんなが口をそろえて。

私たちともう会えない悲しさ、空で泣いておられたのか…
いや、それよりも、もっといい演奏しなさいよと豪雨で叱咤しに来られたのか。

しばらくして雨漏りがなんとかおさまってレコーディング再開したとき、
とっても深い思いの入ったテイクになりました。
やっぱりあのとき、あそこにいらっしゃったのだろうなあ、と今思い出してみてもそう思います。
見守りに来てくださってたんですね。ありがとうございます。


編成は1st(ソプラノF)小林 2nd(アルトC/アルトF)森下 で演奏しています。

ハートふるCDの購入お申し込みはこちらから
ハートふるオカリナデュオCDお申込みフォーム

購入、お待ちしております!

「ハートふるCD」紹介その5 「魔笛」より夜の女王のアリア

「ハートふる♡オカリナデュオ」CDの曲目紹介 その5
書きためながらちょいちょい公開しております。

今回は「魔笛」より~夜の女王のアリア

ハートふるジャケット_表
ハートふるジャケット_裏

「夜の女王のアリア」はソプラノの超・高音で歌われることでたいへん有名なアリアですが、夜の女王が娘パミーナに向かって怒りに打ち震えながら歌う場面であるということは、あまり知られていないのかもしれません。歌いだしの歌詞「復讐の炎は地獄のようにわが心に燃え」が副題となって表記された楽譜もあり、自分もそれを見て「これってそんな恐ろしい歌やったんか…」と知ったものです。
(ちなみにオペラの中では、先の「パパパ」よりもずっと早い場面で歌われます)

ところで、ともすればキンキンした高音がうるさいと嫌われがちなソプラノCオカリナ。
アンサンブルでそんなことを度々経験して高音管に苦手意識を持っているオカリナ吹きの人はけっこう居そうです。
超高音と、怒りのエネルギーとを併せ持ったキャラクター表現は難しいように思われますがこれが意外にも、高音のオカリナにぴったりマッチしているように思います。
怒り爆発!のつよいエネルギーのぶつかりは、演奏するのが最高に楽しい(エキサイトする)曲です。

ちなみにこの演奏…マイクに向かってエネルギー全力でぶつけると、高音を吹く時だけ相当音量が出てしまうためレコーディングではちょっとした工夫が必要になりました。
あまり聴きながら想像してほしくはないのでくわしくは内緒ですが(笑)
そんなことも、コロナ禍より普段家でいろいろと工夫しながらレコーディングしてたおかげで、とっさに出来たので良かったとおもいます。

編成は1st(ソプラノF&C)森下 2nd(ソプラノF)小林 で演奏しています。

ハートふるCDの購入お申し込みはこちらから
ハートふるオカリナデュオCDお申込みフォーム

購入、お待ちしております!