最近の記事
第三回日本オカリナコンクール
今回から過去のグランプリ受賞者の披露演奏を企画され、デュオ・セルリアンが第一回のグランプリ受賞グループとして、第二回のグランプリOcarina ViViさんと、演奏させていただきました。
生徒さんの出演もありすべてを客席できくことはできませんでしたが、ソロ部門の多くは聴くことが出来ました。
昨年・一昨年と比べると確実にレベルがあがっていて、またおおくの出演者が対策をしていることも感じました。
やはり課題曲が必須であるソロ部門がもっとも難易度が高いと思われましたが…今年の課題曲は指定テンポで吹ききるだけでもかなり難しいものでした。そのうえホールに生音で、16分音符の粒を響かせきることの難しさ…
たとえ指と舌がきれいにまわったとしても、しっかりと音の響きをつくれていなければ客席までとどく音にならない。またそこのところをクリアできるかどうかというところには、いくらか楽器の性能の違いも感じました。
昨今いいオカリナがお店で手に入るようになっていますけれど、生でホールにしっかり(とくに細かい音までもが)響くオカリナは、もしかすると限られてくるのかも…?
また、オカリナとくにアルト管では大きな音がでませんから、フルコンサートで伴奏しなければいけない、ピアニストの気遣いもなかなか大変だったのではないかと思います。
(やっぱり、生オカリナだと、ギターの伴奏ぐらいが(伴奏者の)ストレスはないのでしょうね^^;)
いろいろと見えて、興味深かったです。
たんと音楽教室からもお二人、ソロ部門に挑戦されました。
この難易度へ挑もうと、その心意気だけでもすばらしいと思いますが、お二人ともコンクールの目標にむけてほんとうによく努力され、入賞はなりませんでしたがステージではほんとうに立派な演奏をされ、心動かされました。
わが子を見るような、そんなハラハラ…(おふたりとも私よりも年上の方ですがw)。うつくしい音が響きわたり、それを受け取ってくださったとおもわれるお客さんが、気持ちを込めた拍手をされたと思ったときの喜び!
人がほんとうの意味で本気になった時でないと、できない演奏というのはあり、プロの演奏家としてはそれがいつでもできなければと、思います。
でもその位置までくるのに、見えない壁がいくつもある。
心の持ちよう、体の使い方、ステージ上のみで経験するいろんな情報への向かい方…
そこをのりこえて、まっすぐした気持ちと一緒に出てくる音ってすごいなあ、そんなことをいろんな人の演奏を聴きながら感じました。
↑ソロ部門参加のおふたり
さて合奏部門には私たちの教室ではもっとも長く指導させてもらっているマザーグースが出場しました。
幼稚園のなかよしママさんたちで結成したグループで、わきあいあい・マイペースで活動してきてましたが、ここ数年フェスティバルに出る中で良い演奏をして、お客さんからもいい評価をもらっていましたので、ここらで挑戦してみましょうとけしかけました。
このグループは、いつも練習では良い音を出せるのに、ステージに出るとなぜか堅くなってのびのびした演奏ができない…そんなジンクスを抱えつつ、それでも一つの目標にむけてやることで一皮むけたら良いなあと思ってのケシカケでした(笑)
本番一週間前の教室試演会では、やっぱり、例の通りになりました(笑)でもかえってここで膿がでた。反省会&仕上げ。そこでだいぶみなさん、それぞれが最後に向けて何をすべきかを見つけてくれたみたいです!
リハーサルはじめは堅かったですが、舞台の上ではちゃんといつも通りの音が出せました。
なんだ、できるじゃん!すごいすごい、そんな思いで楽しんで指揮していました。
結果、三位への入賞が果たせました。
コンクールで一皮むけたマザーグース、これからますますいい演奏をするグループになると信じてます!
自分もなかなか、指導者半人前ですし、うまくいかないことどうしたらできるようになるというのはまさに試行錯誤。でもそれって、ホント自分で見つけるしかないんだなあ。教えるっていうことは、本人が自分で見つけるためのお手伝いなんだなぁとつくづく。
指導者としても、いい経験をさせていただきました。
ゲスト演奏では二年前とおなじ舞台でおなじ曲、「こきりこ幻想」を演奏できたこと、嬉しかったです!
たくさんの拍手をもらったときの興奮がまた、蘇りました。
(じつはViViさんとの共演も画策しておりましたが…タイムアップにてなしに。いつかまた共演するぞー!)
ゲスト演奏者で記念撮影♪