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デュオたんとCD

1stアルバムCD「T A N T O」好評発売中!

税抜2800円(税込3,024円)
月の沙漠/あの町この町幻想/蘇州夜曲/貝殻節/名もないちいさな小径/名もない小さな舞曲/ スカボローフェア/「悲愴」より/こきりこ幻想~二本のオカリナの為の三章~/ 酒と泪と男と女/カルメン・オカリナ・ファンタジー/あやしうた/鳥取高等女学校 校歌/ ローズ/

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もりしたともこ

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デュオたんとCDうらばなし「鳥取高等女学校 校歌」

デュオたんとのCDに収めた曲は、我々の長年のレパートリーから、忠則がアルバムの為に書き下ろした曲まで14曲入ってます。
ブックレットのライナーノーツはあえてシンプルに、短い文で纏めたのですが(余白は大きい方が自分の世界で音を楽しめる、と思うので…)
一曲一曲に込めた思いは、たくさん。

中に、1曲「校歌」が入っています。

『鳥取高等女学校・校歌(岡野貞一作曲)』

忠則の祖母の通っていた学校です。
おばあちゃんは夫忠則を小さい頃からとてもかわいがってくれたそうです。音楽の好きな人で、沢山のわらべうたや手遊び歌を歌ってくれました。
それはまぎれもなく忠則の音楽家としてのルーツとなっているものです。

そんなおばあちゃんが忠則に教えてくれたこの歌でしたが、晩年のあるときにその断片を、思い出そうとくちずさんだのだそうです。

学校統合により学校はもうなくなってしまいその校歌もずっと歌われていませんが、忠則がおばあちゃんが亡くなるまでにどうしてもこれを演奏して聴かせたいと、統合先の高校に問い合わせ、保管されていた音源を入手することができたのです。
ベッドの上のおばあちゃんに忠則と二人・オカリナで演奏を聴かせると、アンコール!もういっかい!とジェスチャーをしてくれて、何回も演奏しました。

ときに音楽は思いを運ぶタイムカプセルのようなものになる、と思います。
若い時の思い。未来への希望、悩み、喜び、仲間たち・・・
たぶんいつの時代もそれは、みずみずしく生き生きとしていて。
この歌とともにそれらが、おばあちゃんの心の中で、
何十年もの時を経て運ばれてきたようにも思います。

高校生の息子がフルートで参加してくれています。
そして実はこのアレンジ初演はおばあちゃんの葬儀でしたが、娘がオカリナを演奏しました。(レコーディングでは私が吹いてますが、娘が吹いてるのはこういう感じだったな、という表現で吹いてます)
彼らにとってこの旋律は、おばあちゃんの記憶を彼らの未来へと運ぶものになるのでしょう。

たくさんの学校が統廃合されている今、
歌われなくなってしまった校歌はきっと、山ほどあるんだろう。
でも若い日に心の中に焼き付けた音楽と強い思いは、ずっと消えない。
そしてそれがときには、こころを照らすともし火となってくれるんじゃないかなあ・・・と。
この歌と、おばあちゃんの人生のことおもうと、そんな風にも思うのです。

※一部、事実と違う所があると忠則より指摘を受けまして、文章修正しております。

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