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デュオたんとCD

1stアルバムCD「T A N T O」好評発売中!

税抜2800円(税込3,024円)
月の沙漠/あの町この町幻想/蘇州夜曲/貝殻節/名もないちいさな小径/名もない小さな舞曲/ スカボローフェア/「悲愴」より/こきりこ幻想~二本のオカリナの為の三章~/ 酒と泪と男と女/カルメン・オカリナ・ファンタジー/あやしうた/鳥取高等女学校 校歌/ ローズ/

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デュオたんとファーストアルバム「T A N T O」リリース

デュオたんとCDうらばなし「鳥取高等女学校 校歌」

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もりしたともこ

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ZILEI Ocarina トリプル(子雷陶笛)

ちょっと…オカリナマニアな話

「子雷陶笛」または「ZILEI Ocarina」(トリプル・アルトF)
(「Ray」は旧名で変更になったそうです。4/21更新)
最近買ってみたオカリナ。
IMG_1992(1).jpg

さて、現在の標準的な複数管(ダブル・トリプルオカリナ)は、の運指は、管が移動すると2つずれるようになってます。

<例:低いミ…第一管右中指まで → オクターブ上のミ…第二管右小指まで>

といった感じで。
また、この二管目以降左手を使わず右手のみで運指を行うという形になっています。
(↓現在私の愛用してる唯一のトリプルオカリナ)
IMG_2009(1).jpg
それまでシングルのオカリナに触れていた人が、初めて複数管に触れるという事は、二管目のこのあたらしい指使いを覚えるということになります。(ちなみに三管目は一管と似た運指です)

この点、子雷Ocarinaのトリプル(現在AC、AG、AFが販売されています)は両手で第二管まで演奏するように作られており、シングルオカリナと同じ運指のまま、約2オクターブを演奏することが可能です。第三管は右手のみですがこれも同じ運指になっています。
これはとても理に適ったつくりだと感じました。

構造は全く違うけれど、オクターブで同じ指使いになるサクソフォンの運指と似ているかもしれません。サクソフォンは比較的簡単な楽器だといわれますが、その理由の一つは他の管楽器に比べて指使いが覚えやすいこと。それと同じ理由で馴染みやすい複数管だと言えそうです。

またこの点は次に述べる理由により、特に大きい複数管にとって有効なのではないかと思いました。

バストリプル、アルトFトリプルといった楽器になると重さが結構ネックになってきます。シングル管でも重たい楽器をいかに支えるかというのは常に気を使うべき課題ですけれど、複数管になるとそれはなお一層です。特に右親指は、その指孔を開閉することと重みを支えることとを、両立しなければいけない場面が多々出てきます。
親指の第一関節より先が短く、反らないタイプであった場合はとくに、難しくなります。(これは私自身がそうなので…)

それがこのオカリナの、第二管まで右手だけではなく両手で支えるフォームによって、随分楽になるのではないだろうかと想像しました。
ところで実際届いて分かったのですが、右親指に指孔がありません。つまり右親指は終始支えに専念できるという事です。
実は中国式の運指では元々右親指の指孔はないのがスタンダードで、その代わりに右人差し指がダブルホール(一つの指先に二つの指孔が割り当てられて半音を鳴らせる)になっています。これはこれでメリット・デメリットがあります。このRayにはダブルホールはありません。

実際吹いてみて分かった事。

・運指については想像通り、とても覚えやすくおそらく初めて触れた人でも管移動を覚えればすぐにも曲を吹けるだろうと思われます。
・以前よりトリプルで気になっていたいくつかの♯・♭時のピッチの問題が、ほぼありません。半音階も演奏しやすいです。
・予想通り、両手でしっかり持って演奏できるため重みを支えるためのストレスは、ほぼありません。
・第一管と第二管でB~D(シ~レ)、第二管と第三管でC(ド)が重複して演奏可能ですので、場面で使い分けられます。それぞれの音色の違いや前後の指使いの移行によって選択します。ほぼすべてのトリルが可能なように出来ています。(三管目のC#→Dのみ、音程が気になる)

ここからは気を遣う必要がある部分
・第一管の左手のトーンホールが縦長に作られているため、指全体をうまく使って閉じなくてはいけません。(なお縦長指孔は大型のオカリナではよく見かける形ですが、指のフォームを固定されるという一面があります)
・管ごとの音色の違いがそれなりにあります。が、そもそも複数管を演奏することには、その音色統一する方向だけではなく、それそれのキャラクタをうまく使い分けて演奏するセンスも必要であると思われます。
・両手の指を使うので、第一管と第二管をレガートで行き来する場合は指の動きに注意が必要です。(元来の複数管の場合、予め次の管の運指を準備しておく場面が多く、その場合のレガートは容易です)

届いてすぐは燻した匂いがけこう強いと感じましたが、しばらく裸で置いておくと匂いはかなり和らぎました。
オカリナは味わいあるランダムな模様がつけられ、愛着がわきます。
もうしばらく付き合って、いかほど自分の声と出来るか探ってみようと思います。
新しいものは発見が沢山あって楽しいです♪
IMG_2010(1).jpg
(アルトF、RayトリプルAF、OsawaトリプルACを並べてみました)
ちなみに開発者の周子雷氏は(動画をいくつか見ただけですが)間違いなく、ずば抜けて優れた演奏家です。はんぱないですわ…。

フルートデュオリサイタル

去る1月27日に息子・大島快晴が友人たちと、大阪のドルチェ楽器サロンにてリサイタルを行いました。

後輩であり友人でありライバルでもある横井茂虎君を誘ってデュオリサイタルをやりたい、と言い出したのは昨年夏の事でした。その後共演ピアニストはプロに依頼するのでなくて、同級生で指揮科の薩摩研斗君に頼むことにしたと、トントン拍子に話が進んでいきました。

こっちがけしかけた訳でもなく、自分たちでやりたいと言い出したこと考えてみれば、思い切ったなと思いますが、両親が企画しているのをしょっちゅう目の当たりにしているから、やれるもんだと思ったのかもしれません。

息子は音高生として音楽の勉強を主に過ごしていますが、全て自主企画での一般向けコンサートというものは、学校の中では基本的にありません。定期的に推薦された生徒が出られるリサイタルがあり、これはほぼ学校側がお膳立てしてくれて生徒は演奏さえすれば良いという感じです。
文化祭は生徒が主となって運営し、さすがのハイレベルな演奏もけっこう聴けますが、文化祭自体は外向けではなく入れる客も身内のみ。そういうところ、例えば吹奏楽部の盛んな高校とは違って、音楽の大切な部分である「聴衆との関わり」があまり経験できないのではないか、という気がしています。

考えて見れば、彼が入学するまで音高生の演奏を聞いたことはほとんどありませんでしたし、一般的にも音高に行くのは「特別な人達」というイメージがあると思います。
けれども音楽は聴く人のためにある。音楽家は聴く人が居てこそ生き生きとできる。

このことを彼らがリサイタルの中で、確かに体現していることを感じられたのは幸せでした。
きっとコンクールをいくつ受けても経験出来ない沢山のことを、経験した事だろうと思います。そしてなにより、彼にとって理想的で自由な音楽を共有できる素晴らしい友人たちと出会えた幸運を、親としてはとても嬉しく思います。

ご来場くださり暖かい拍手をくださった皆様、様々にエールを送ってくださった皆様、そして若い演奏家を育てる応援をと特別協賛を賜りましたドルチェ楽器様に、深く感謝申し上げます。

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