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アレクサンダーテクニーク
参加10名のグループレッスンで、朝から2時間の授業を3回、みっちり。
通訳は京都在住AT講師の片桐ユズル先生。(AT関連の書籍翻訳などもされてる方)
去年の3月にも参加して今回2回目ですが、前回よりも人数が少なく設定されていたのと、前回若いミュージシャンが大半だったのに対し今回は様々な年代の、様々な人がいたのでまたかなり違った雰囲気でおもしろかった。
自分がATのレッスンを受けたのはアン・ワックスマン先生だけしかないのでこのやり方が他の講師も同じなのか、どの程度がオリジナルなのかはわかりませんが。
一番特徴的なのは生徒に対し手で触れることで変化させてゆく…正確には「本人が変わることを手助けする」こと。アン先生の手の動きは非常にゆるやかでしなやかで、手が触れることで自らの体が「上へ」導かれてゆくのを感じられます。
基本的に触れられるときにはなにもせず座っているだけなんですが、体は確実に変わります。何がどう変わるかって言うと。
・・・うーん、うまくいえない。これはやっぱり、受けた人にしかわかりにくいことです。
とにかく、他の生徒が触れられているのを観察するんですが、というか大半はとにかく他人を観察しまくるんです。それをずっと続けているので、体の中の動きでいろんなことが見えるようになる。・・・なった気がしただけかもしれないけど。
皆、変化が起こってゆきます。誤解をおそれず単純に言うなら、ある人は首がのびたり、ある人は胸が沈んだり、ある人は筋肉の緊張が解けたり、してゆきます。
楽器を演奏する人はその音が変わったりもします。
でもこういう変化はその変化そのものが重要なのではなく、つまり何がその変化を生んだのかが重要みたいです。
たとえば今は劇的に変わった人も、またいずれ習慣で元に戻る。でも前とはちがう。
「習慣が意識できるようになる」たぶん、そこが大切なんだろうと思われます。
自分が生徒を教えていて思うこととシンクロする部分もいくつかありました。
先生が言ってた言葉に「今変化したことを持続しようと努力しないように」ということがありました。今リラックスできた、今いい音が出せた、それをキープさせようとして返って「力み」が入ってしまうんでしょうね。
体の構造においてもっとも強調されていたことは「頭と背骨(脊椎)」です。
頭が脊椎を導き、その他の部分の動きは自然に始まる。
とにかく「アタマ・セボネ」ばっかりおっしゃっててすごく印象にのこってます(笑)
あ、あともうひとつびっくりしたことは
人間の頭は重かった!こと。
他の受講生とペアを組んで横になってもらってその頭に触れる、頭を持ち上げる、というのをやりました。
持ち上げたときの重さ、自分が持ち上げられたときに感じた重さ、これはビックリでした。
こんな重いのをてっぺんで支えてるんだから、脊椎ってやつはすごいわ。人間、普通に起きているだけでも相当なエネルギーが要るはずだと思った。
ほかにもいっぱい利益になる言葉がありました。
最後に通訳だった片桐先生とも少しお話ができました。お別れの言葉は「じゃ、がんばらないでね」いやはや。AT講師の言葉はおくが深い。
たぶん私も明日からもとの習慣にもどって行きますが、目を開かせてもらったのでできるだけこれを「キープしないように」しなければ。ん?混乱してきた。。。
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