最近の記事
31回目のオカリナ・ピアノクラス試演会でした
毎度、それぞれに目標をもちながらの成長の機会としていただくべく、開催している試演会、今回は全体で60組ほどの演目となりました。
今回の演奏を聴きながら気づいたことなど
・気持ちは音に現れる
よく耳にする言葉ですけれどまさしく。
あまり練習が出来ていない、今まで人前でうまく行った試しがない、自分の前の人が上手すぎた!
・・・・など自信のもてない演奏はなかなか音が前に出ないもので
どうすれば自信を持って舞台に立てるようになるんだろうなあ~
…などと考えていた折に出てきた小学校4年生の生徒のオカリナ初舞台。
その演奏がすばらしくて、ズバっ!と、その疑問をぶった切ってくれました。
彼女は大島のピアノの生徒で、以前試演会に参加した時、自分もオカリナをやってみたい、と思って希望してくれたのですが
いっさいの迷いなく、まっすぐと音を出していました。
また、まだまだ少ない肺活量ながらも、じゅうぶんに必要なブレスコントロールを行えていてしっかりと良い音が鳴っていましたし、音程も良くきれいに歌えていました。十分に練習しただろうということが伺える演奏でもありました。
みなさんから大きな拍手をもらっていました。
殆どの方は、そんなに難しい楽譜の音楽をやっているわけではありません。
(オカリナコンクール挑戦者には課題曲を吹いてもらいましたが…)
でも、耳を使わず適当な音を出したところではろくな音にならない楽器だということを、皆さん本当によく理解しています。だからみんなオカリナって難しい楽器ですね、と仰るのですね。
習いに来るまでは、とくに良くないとは思っていなかったものを良くないと思えるようになったところも少なからずあるだろうな、と感じます。
大人はなまじ、その違いってものが「恥かしさ」と繋がってしまいがち、なのかもしれません。
とくに試演会のお客さんはみんなオカリナ吹く人たちだから、わかっちゃうんだろうな~とか、思ってしまいますよね。
例えば音程の合ってないor合ってるの違いを知る事は、モチロン大事な事。
…ですが、「恥ずかしさから消極的になったところでひとつも良い事ない」です。
合ってる音を「美しい」と感じること、そしてそれが「自分には出来る」と知る事が、もっとも大事なことだと思います。
そして
「練習すれば出来ることを、練習して出来るようになる」
というとてもシンプルな事。
小学校四年生の彼女はこれを実現してた、とおもいます。
出来るまで練習する。しっかり耳を使って。
本番で起こりうる心理変化をものにすべく、人前でも何度も吹いてみる。
やることやったあとの舞台は、堂々と届かせることに集中。
反省は後日!(舞台で反省したり後悔したりしない)
今回は素晴らしい演奏がたくさん聞けましたし、会場が沸くような、ハイレベルなパフォーマンスもありました。
それらもみんな、なんども練習積み重ねてこの場に出ているからこそ、ということ。
終演後にお互いを称え合っている様子を見て、きっと次の機会でももっとみんなレベルアップしてくるんだろうな、と期待でいっぱいになりました。
参加した皆さん、お疲れさまでした。本番経験で確実に、ひとまわりレベルアップです♪
- 関連記事
-
- たんと音楽教室のみなさんで「友だちはいいもんだ」 (2020/05/02)
- 31回目のオカリナ・ピアノクラス試演会でした (2019/11/18)
- 第18回たんと音楽教室発表会が終わりました (2019/07/01)
- 第18回たんと音楽教室発表会 (2019/06/19)
- 試演会終えて。本番で学べること・ミス・トラブルと、対策 (2018/11/26)
コメント
コメントの投稿
トラックバック
- トラックバックURL: