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「Ocarina」という言葉について

先日、とある生徒さんとのお話の中で、
「オカリナ」ということばについて考える機会がありました。
オカリナに関する文章を書いて某所に発表するので、間違っているところがないか確認してほしいとのことでした。

ガチョウをあらわす「Oca」
ちいさいという意味の「rina」から成っていることばである

というのを私もどこかで読んだような覚えがありそのように思っていましたが
OcaはともかくRinaという言葉は、翻訳をしてもでてきません。

(ちなみにその生徒さんは文章内で「ina」と書いていました。
後述しますがこの方がいくぶん正しいといえます)

もしかして、この認識はどこか間違ってるのでは??と気になりまして
イタリア人オカリナ奏者のエミリアーノ・ベルナゴッツィ氏にメッセージで直接訪ねてみました。

と言いましても…
音楽用語以外のイタリア語はまるっきりわからないので^^;
Google翻訳を使ってのやりとりですが…(便利な世の中ですね~)

そこで詳しく教えていただいて、わかったことを書いておこうとおもいます。

「Oca」=ガチョウ これは正しい
一方で、「Rina」という言葉は独立して存在しない。
「Ocarina」そのものがちいさいガチョウという意味になる。

ただし、じっさいに会話のなかでちいさいガチョウを指して「Ocarina」と呼ぶことは無いそうです。
ふつうに「piccola oca」または「ochetta」と呼ばれます。(piccola=小さい 女性名詞につく形)
「ochetta」は「oca」から派生している言葉ですが、この語尾にある「etta」と同じようなものが「ina」で
ちいさいもの、かわいいものという意味でつける言葉です。(女性名詞につく形で、男性名詞の場合はetto、inoとなる)
それで、Ocarinaもちいさいガチョウという意味になるようです。

では…間にある「r」はなんだ?という疑問が新たにわきますね。
これは単にふたつの言葉を繋ぐための役割の言葉であるようです。
たしかにオカイーナでは言いにくそうです。

もう一つの情報として、オカリナの語源にあるのが「Ucareina」(ウカレイナ)ということばで
これはボローニャ地方の方言の言葉で、ちいさいガチョウを表すときに使われるそうです。
オカリナ発祥の地、ブドリオの町はボローニャの近郊です。
(エミリアーノ氏は間違いなくこの方言がルーツであると言っていました)

まだオカリナと言う名前が生まれる前の昔です。
イタリアに、テラコッタ製のオブジェ(置物、とかお土産物?)があり、それらは魚や動物などの形をしていて、二つの音を鳴らすことが出来たそう。
(それが笛であるとは書かれていませんが、おそらく2とおりの音程の変わる笛ということかと)
発明者(たぶんドナーティのこと)はそれらのうちのガチョウの形をしたものから想を得て、
こんにちの形をしたオカリナを作成したのではないかと言われています。

ぼんやりしていた認識がずいぶんはっきりした気がします!
丁寧におしえてくださったエミリアーノ氏に感謝です。

ちなみにオカリナの歴史を知るには「オカリナ物語 土塊の音色」という本がおすすめです。
他にもイタリア語で書かれた文献があるのかもしれませんが、日本語に訳されているものは見つかりません。
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